季刊刑事弁護53号(2008,spring)

季刊刑事弁護編集部 編

2,000円(税込)

現代人文社

[決定!第5回季刊刑事弁護新人賞]
最優秀賞/少年の安易な身体拘束と闘う 林 真希
優秀賞/外国人事件における困難に取り組んで 南川 学
[連続特集:裁判員裁判をどう闘うか3-裁判員裁判における尋問技術]
本特集の趣旨 森下 弘
刑事尋問技術論の系譜と現在 岡田悦典
裁判員裁判と証人尋問の技術 佐藤博史
模擬裁判からみた裁判員裁判における尋問技術 秋田真志
及川事件における尋問 高見秀一
法廷技術を教える-NITAの研修に参加して 高野 隆
被害者尋問における注意点 吉江暢洋
事件の不自然さを裁判員に感じ取らせる尋問 下村忠利
主尋問は「心と心」である 小坂井 久
被告人質問における工夫 柘植直也
わかりやすいだけでは裁判員の納得は得られない 田岡直博
専門家に対する主尋問の課題 間 光洋

[巻頭]
刑事司法改革と日弁連刑事弁護センターの課題 竹之内 明
[単発]
求められる裁判官の資質などについて 木谷 明
勾留期間延長と準抗告 今枝 仁
私的精神鑑定の意義 高田知二・高岡 健・金岡繁裕
[刑事弁護レポート]
公判前整理手続活用で殺人未遂を傷害に 作花知志
被害者供述を崩して逆転無罪 稲田知江子
あきらめない弁護活動で自首が認められた事例 西尾洋介
[付添人レポート]
自閉症・中度知的障がいを持つ少年への弁護士のかかわり 万字香苗
[連載]
事例から学ぶ証人尋問のテクニック!18/反対尋問に備えろ!-崩れない主尋問のために 大阪弁護士会刑事弁護委員会ダイヤモンドルール研究会ワーキンググループ
桜丘だより23/刑事弁護デビュー 櫻井光政
もう一歩踏み込んだ薬物事件の弁護術15/MDMA徹底解明 小森 榮・牧野由紀子
[Q&A刑事弁護]
自白の任意性の争い方 亀山 元
[世界の刑事司法]
韓国における国民の刑事裁判参与制度 崔鍾植
イングランド・ウェールズにおける証拠不開示と冤罪4 幡新大実
[刑事弁護ニュース]
取調べ可視化制度導入のための重要な一歩-民主党提出の可視化法案について 青柳 周
官民協力で良質の刑務所をつくる-喜連川社会復帰促進センター見学記 落合洋司
殺人事件被害者の父と加害者の父の出会い-バド・ウェルチさん講演会から 布施勇如
名張事件に関するシンポジウム「名張事件に見る死刑冤罪」報告 水谷規男
[View]
高島 穣
[刑事弁護日誌]
犯罪予防・更生につながる多重債務への取組み 林 信行
[新人弁護士日記]
初めての刑事弁護で否認のまま示談 指宿昭一
[司法修習 日々の徒然]
あらためて、原則を考える 小梅
[ロー・スクール通信]
どんなペースで勉強するか 中村祐介
[判例]
刑事弁護判例アップ・トゥ・デイト 榎本雅記
判例レビュー 中島 宏
[ブック・レビュー]
日本弁護士連合会編『法廷弁護技術』 坂根真也