地理 2014年3月号

古今書院地理編集部 編

1,257円(税込)

古今書院

特集:6次産業化の新展開◆「6次産業化」をご存じですか。農林水産省が数年前から進めている事業で、農林水産物の生産・加工・販売を連携させ、一体的に行うことをめざしています。地域振興とも関係する「6次産業化」の展開について解説します。

【目次】
★特集:6次産業化の新展開
農村の6次産業化―期待と論点(宮地忠幸・高柳長直・中川秀一)
蘇る「オリーブ」産業―小豆島におけるオリーブ栽培の再生(中川秀一)
6次産業化のパイオニア・紀州ウメ産地から何を学ぶべきか(則藤孝志)
中山間地域農業を守る「ジビエ」の商品化―和歌山県日高川町(高柳長直)
異業種交流による米粉用米生産の拡大と産業振興―秋田県(淡野寧彦)
十勝地域にみる6次産業化の展開とその意義(宮地忠幸)

★寄稿
条件不利に負けない「攻めの減災」活動
 -高知県四万十町興津地区の例(青木賢人・林 紀代美)

★連載
海図を読む3
 「東日本大震災」を海図から読み解く(伊藤 等)
シローとマチコのシネマの舞台2
 西部劇の舞台(辰己眞知子)
仮設住民のくらし:震災から2年11
 住まいの再建と復興計画の再検証(増田 聡・岩船昌起・高橋信人)
自然地理学のフィールドワーク5
 調査はみんな神頼み(松山 洋)
新シルクロード紀行 玄奘の足跡を辿る3
 火焔山とトルファンの葡萄園(中家惠二・籾倉克幹・今村遼平ほか)
災害に立ち向かう地理教育14
 平安京を襲った竜巻(山脇正資)