「東洲斎写楽」考証

中嶋修 著

4,400円(税込)

株式会社彩流社

写楽を謎の絵師として祭り上げてきたアカデミズムの研究者には歓迎されない内容だが、これまでの写楽研究の前提だった多くの過誤を資料をもとに徹底批判。独逸人ユリウス・クルトによる『写楽』刊行から約百年を経て、ようやく写楽の実像が白日の下に。
目次
【第1章】写楽作品検証試論
【第2章】クルト前史試論
【第3章】ユリウス・クルトの『写楽』と日本の写楽研究
【第4章】蔦屋重三郎の一考察
【第5章】浮世絵類考系写本に残る写楽の記録
【第6章】東洲斎写楽の素性
【第7章】写楽探索
【第8章】東洲斎写楽考証