孤独な吸血領主は身売り令嬢を永久に離さない

椎名さえら 著, 針野シロ 画

1,540円(税込)

株式会社MUGENUP

貧しい男爵令嬢のオリヴィアは、家族のため人嫌いの領主・ジュードに買われ、使用人として仕えることに。そしてオリヴィアが最初に知ったのは、領主がヒトではなく、吸血鬼ただし血は吸わないらしい、ということ。
彼を恐れながらも、その優しさと孤独に触れるうちに気づけば淡い恋心を抱いていた。そしてある日、オリヴィアの血――体液だけはジュードにとって特別だとわかり、彼の糧となるためオリヴィアは自ら口づけを差し出す。
キスをする度に恋心は募っていくけれど、城の地下にジュードの大切に想う相手が眠っていることを知ってしまい……。
吸血鬼とヒト。この恋は叶わないと気持ちを抑えようとするが、ジュードもオリヴィアに執着しはじめて――……。