さんにんめのミトンちゃん

リンダ・ベイリー 文, ナタリア・シャロシュヴィリ 絵, みずの ゆきこ 訳

2,530円(税込)

株式会社化学同人

さんにんめのミトンは、いつもひとりぼっち。どうして、おそろいじゃないといけないの?

あるところに、ふたりのみずたまミトンがいました。ふわふわ、もこもこ、ぬくぬくのそっくりさん。そして…さんにんめのミトンがいました。しましまミトンです。しましまミトンは、いつもひとりぼっち。「あなたは、おそろいじゃない」、「かたほうだけじゃ やくにたたないよ」 おそろい同士がいっしょになると、のこったひとりは仲間はずれになるのです。
私たちが日頃感じている“ひとと同じでいることの安心感”と“自分とは違うものを遠ざけたくなる気持ち”をミトンたちが表現します。だれかがさみしい思いをする毎日は、女の子の「どうしておそろいじゃないといけないの?」という一言で思わぬ方向へ。当たり前だと思っていたことを見直すことで、もっと自分らしくいられて、もっと楽しい世界がひらけるかも。