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「僕は『神気』を信じない。そして『神様』も信じない。でも、その人たちの願いは嘘ではないと思う。そして、大切にしたい。その中に加われることを、嬉しく思う――」
「神気」の「取り引き」によって山井雪、川手蛍を嫁にした吉田明は、三人目のヒロイン谷口桜と「成人の儀」を終え、谷口家が知る風澄村の歴史、「八大蛇」の伝説について話を聴く。
そこから浮かび上がる「大山彦」伝説に村の謎は深まり……。
村の謎を追いかけつつ浴衣姿を堪能した夏祭りを機に四人目のヒロイン村中楓も娶った明は、少しずつ「吉田の跡取り」として風澄村への想いも深めていく。
四家の助力で村の秘密を紐解き、「大山彦」の神楽を甦らせたり新たな淫習を生み出したりと、村を担って淫習に耽溺しながら生きていくのであった。