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学生運動のメッカ、法政大学の「黒ヘルのリーダー」として80年代から90年代にかけて運動を牽引した著者の回想記。セクト対ノンセクトの内ゲバの実態、共産主義崩壊前後の学生運動の実態がはじめて明らかになる。
目次
ガラパゴス諸島の闘争――あまりにも長いので最後に読んだ方がいいかもしれない「まえがき」
第一部 中核派の最大拠点校
第一話 じいさんは革命家
第二話 兄ちゃんも革命家
第三話 就職率が一番低いのは…文学部哲学科だ!
《年表『法大学生運動と私』》
第四話 「七・一〇体制」とは何か?
第五話 法政の黒ヘルは怖いんですよ
第六話 バリストとロックアウト
第七話 試験もなんにもない大学
第八話 新入生オルグ大作戦
第九話 合宿、合宿、また合宿
第十話 中核派を刺激するな!
■コラム「黒と白」││6
第二部 開戦! 中核vs黒ヘル
第十一話 おれが文学部自治会の委員長!?
第十二話 〝KGBの大佐〟がやってきた
第十三話 下手すりゃ殺されるよ
第十四話 辺境の革命政権
第十五話 中核派の狙いは黒ヘルの完全下請け化である
第十六話 〝客人〟たちの暗躍
第十七話 暴動の夜
第十八話 敵の首領・松尾を打倒せよ
第十九話 学館人質論
第二十話 ハンスト闘争と“試練の十番勝負”
第二十一話 今さら作戦の変更もできないし…
第二十二話 決戦!
第二十三話 亡命先はソ連邦
■コラム「敵の首領・松尾眞氏の運勢を占う」
第三部 黒ヘルの帝国
第二十四話 激動のレニングラード
第二十五話 黒ヘルの大親分
第二十六話 OBのくせにストなんか煽りやがって
第二十七話 後輩がリンチされた!
第二十八話 奴らは学生の手に負える相手じゃない
第二十九話 緊急OB会議
第三十話 主犯格の女
第三十一話 悪の頂点を極めた男
第三十二話 カクマルを何人殺してきたと思ってんだ!
第三十三話 自宅襲撃
第三十四話 中核派は中川さんの殺害を計画しています
第三十五話 勝利、そして引退