日大全共闘運動の源流と今

丸井 雄一 著

1,700円(税込)

株式会社彩流社

大学という名の虚像と実像…独裁者と闘った日大闘争から半世紀、当事者が初めて
綴った「自由」を求めた日々の記録を通し、今日の日大問題の根源に迫る。

目次
第1章 日本大学の古田会頭体制と時代背景
第2章 一九六六年当時の経済学部の教育環境と学生会活動 
第3章 闘いの初代 古賀学生会執行部誕生・民主化活動と「芝進闘争」
第4章 闘いの二代目 藤原学生会執行部と弾圧部隊だった「田中理事長」
第5章 闘いの三代目 秋田学生会執行部誕生と別動隊の行動開始
第6章 日大全共闘結成から全学部バリケード・ストライキへ
第7章 鉄鎖を解き放った“激動の闘い”と佐藤首相の「指揮権発動」
第8章 弾圧の記録と“大学正常化”との闘い、東大全共闘との連帯
第9章 日大経済学部三代の闘いと裁判闘争
第10章 大学生活への想いと五〇年ぶりに見る日記帳
第11章 一九七〇年代以降の闘いと日大の現状と改革運動
付 国立歴史民俗博物館での「『1968年』――無数の問いの噴出の時代」展