カマラ・ハリスの流儀

ダン・モレイン 著, 土田宏 訳

2,200円(税込)

株式会社彩流社

次期アメリカ大統領に一番近い女性!アジア系移民の子であり、女性に纏わりつくガラスの天井を破りもした政治家カマラ・ハリスを描く。自伝「私たちの真実」(光文社)では触れられていなかった暗部にも迫る、読み応えある評伝

目次
本書を読む前に──訳者からのひと言
第1章  シャーマラの娘──移民の子
第2章  その〝ちっちゃな女の子〟
     ──黒人として生き、「どう動くか」を学ぶ
第3章  教育、アパルトヘイト、虐殺
     ──ハワード大からカリフォルニアへ
第4章  政治の味──地方検事補と政治家との恋
第5章  目標を決めて──サンフランシスコ市の検事局へ
第6章  太字になって──新聞に載り、有力者との関係を築く
第7章  〝首を刎ねる〟──元上司と地方検事選挙を争う
第8章  巡査が撃たれた──死刑反対を貫いて
第9章  犯罪に「賢く」なる──〝温床〟を取り除く試み
第10章 ハリスとオバマ──似たもの同士の出会い
第11章 がむしゃらなダッシュ──州司法長官の予備選挙
第12章 カリフォルニア州に変化来る
     ──予想を超える初ものづくしの勝利
第13章 カリフォルニア州司法長官ハリス
     ──改革は目指すが明確な態度は?
第14章 過去の遺物──死刑制度へのリアルな対応
第15章 ウェディング・ベル──同性婚に祝意を!
第16章 見るに耐えない写真──銃規制を求めて
第17章 住宅ローンの崩壊──住宅所有者を救え
第18章 驚異的な女性たち──民主党全国大会と家族
第19章 「単なる気取り屋」──カマラの結婚、「ママラ」へ
第20章 急ぐ女──司法長官二期目の途中から上院議員選へ
第21章 ジョー・バイデンが差し出した手──ダメ押し応援演説
第22章 彼女が狙った──〝悪徳〟大学を起訴、弱者の立場
第23章 永遠の戦争を戦う──人工妊娠中絶の合法化
第24章 「『奴ら』を捕まえて!」──ウェブサイト売春業者との戦い
第25章 上院議員として「戦う!」──ヒラリー・クリントンの敗北
第26章 全国的な舞台へ──評判の高い四つの委員会に所属
第27章 抵抗──トランプ政権への批判者として
第28章 「私が質問しているのです」──真相を求めて妥協を許さず
第29章 「イエスかノーか」──カマラ・ハリス流の功罪
第30章 ハリス対カバノー──連邦最高裁判事の承認を巡って
第31章 仲間(ファミリー)の死──人気上昇と公僕への自覚
第32章 「国民のために」──大統領選挙に出馬
第33章 タイミングがすべて──予備選挙戦からの早期撤退
第34章 雨に踊れば──副大統領候補として
訳者あとがき
人名索引