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いま中東の政治・経済で注目度が急上昇しているサウジアラビア。 著者が首都リヤドに駐在中(2001年から3年間)、9・11 アメリカ同時多発テロが起こり、隣国ではイラク戦争が引き続き、国内でも襲撃テロが頻発していた。本書は、その時期に、イスラム教の戒律が最も厳しい国として知られるサウジアラビアで暮らした、混乱の日常を描いている。さらに著者の関心はその根底を流れるアラブ世界の古代の歴史にも向けられており、激動の現代史から人類史までをダイナミックなスケールで描くこととなった。
【目次】
プロローグ
第一章 二一世紀初めのサウジアラビア
第二章 現生人類が暮らしたアラビア
第三章 ユダヤ教・キリスト教の発祥と興隆
第四章 イスラム教の誕生と勃興
第五章 ダマスカスの聖地にて
第六章 部族民とサウジアラビア建国
第七章 襲撃事件・再び
第八章 リヤド再訪
第九章 イスラエルとパレスチナ