フォークで刺して、ひと口。【試し読み】

室岡 著

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株式会社ブライト出版

味覚を持たない『フォーク』であることを隠し、芸能マネージャーとして働く那々島 湊。
その捕食衝動により『フォーク』は世間から恐れられているが、湊はむやみに「食べたい」とは思わない。
彼がフォークとなった原因である、ただ一人の『ケーキ』を除いては。

ある日、その“ただ一人”であり、かつての親友・羽地 桔平と十年ぶりの再会を果たしたことで湊の日常は一変する。
どこか危うげな微笑みと甘い誘惑、彼の匂いや汗、すべてに欲情し、積もりに積もった激しい愛情を抑えられなくなり……!

一度のキスで崩れていく友情、溢れ出すケーキとフォークの本能。
再会を機に膨れ上がる、十年越しの共依存ケーキバースBL。