ホートン生化学(第5版)立ち読み

L.A.Moran 著, H.R.Horton 著, K.G.Scrimgeour 著, M.D.Perry 著, 鈴木 紘一 監訳, 笠井 献一 監訳, 宗川 吉汪 監訳

東京化学同人

訳者のことばから: “ホートン生化学”の特徴は,分子の化学構造と代謝の化学反応を詳しく書き込んであること,進化的見方に沿って記述されていることである.生合成がすべての生物にとって基本であることから,脂質代謝,アミノ酸代謝,ヌクレオチド代謝の章では,生合成経路から始めて,その後で分解経路が,化学反応の観点から詳しく説明されている.一方,糖代謝では糖新生に先立って解糖を説明するという伝統的な順番が採用されているが,進化的には糖新生のほうが起源的であることを繰返し述べている.