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体育・スポーツで見られる力強い運動や巧みな運動のからくりを、力学・生理学・解剖学などを駆使して明らかにしています。本書は文字どおりの「絵でみる講義ノート」であって、絵本の面白さが身上のテキストです。
14年ぶりの改訂となりました第4版では、これまでの指導体験を踏まえて、不適切な部分の訂正はもとより、項目順の変更を含む全面的な改訂を行いました。特に大きな変更は回転運動を並進運動と並べて取り扱うようにした点です。旧版では、回転運動がやや難解になりやすいということを考慮して、並進運動の解説(第Ⅰ章5)を終えてから、改めて回転運動の要点のみを説明しました(第Ⅱ章11)。また、バイオメカニクスの実際として体育でも取り扱われる身近な回転運動を例に解説し、他項でも必要となる基礎知識は第Ⅰ章に織り交ぜ、バイオメカニクスの本道を歩むべく修正しました。
バイオメカニクスの講義はもちろんのこと、運動学・スポーツ科学の入門書ですので、体育系学部、理学療法士・作業療法士養成校、専門学校の教科書にお薦めの1冊です。