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本書で取り上げている冒険教育とは、青少年に本人の成長を促す1つの契機としてリスクを含んだ冒険的な直接体験を提供し、その体験を通して自分と向き合ったり、その活動や課題自体にチャレンジしたり、個人やグループでその課題を乗り越えることによって、活動を体験する前とは違った新たな自分、変化した自分へと成長していく機会を提供する教育手法の1つであるととらえることが可能かと思います。
本書は、冒険教育と環境教育をプログラムとした、キャンプに参加した子どもから大人時代の経験を述べ、著者らの幼い頃の経験知を、しっかりとした理論をもとに著しています。もちろん経験知だけではなく形式知も大切に編集されています。一人でも多くの人がこの本を通して、キャンプの素晴らしさにまた一歩近づいていただければ幸いです。