保健の科学62巻8月号

上別府圭子 編

1,540円(税込)

杏林書院

巻頭のことば

●医療をカタカナ用語で語らない!

      中村 安秀(甲南女子大学教授)

特集 少数データと量的研究

   ―当事者の声を聞き,研究の活性化をめざす―

◆当事者団体との関係性を育む

 ―IPV被害者の声を聞く―

      キタ 幸子(東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻家族看護学分野助教)

◆緩和ケアを受けるがん患者と家族を対象とした研究

 ―倫理的な課題への挑戦―

      川原 美紀(東京女子医科大学看護学部老年看護学助教,

            東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻家族看護学分野客員研究員)

◆「J-RARE」の活用

 ―希少・難治性疾患患者の声を聞く―

      江本  駿(特定非営利活動法人ASrid研究員)

◆希少疾患の研究方法

 ―ヒストリカルデータを対照群としてRCTを組む―

      松山  裕(東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻 生物統計学分野教授)

◆二者関係データにおける相互影響関係を調べるための統計解析

      篠崎 智大(東京理科大学工学部情報工学科講師)

◆国際共同研究による小児の未分化大細胞型リンパ腫に対する標準治療の整備

      森  鉄也(聖マリアンナ医科大学病院小児科病院教授)

◆小児期における薬物の投与設計

 ―小児造血幹細胞移植前処置におけるブスルファンの母集団薬物動態解析―

      中村 裕義(国際医療福祉大学薬学部教授,国際医療福祉大学三田病院薬剤部長)

連載 インターネット依存とは何か―適切な付き合い方を探る―

■子どものネット依存を家族で予防する

      曽我 邦彦(安心ネットづくり促進協議会顧問,元公益社団法人日本PTA全国協議会会長)

連載 性を取り巻く国際的話題

■女性と子どもに対する差別と暴力

 ―児童婚や性暴力の撲滅をめざして―

      木村 泰政(UNICEF東京事務所代表)

調査・研究

●保健所が支援する自殺未遂者の特徴と支援内容

      西田 大介(梅花女子大学看護保健学部看護学科)

      原田 小夜(梅花女子大学看護保健学部看護学科)