身体情報の健康発達科学

藤井勝紀 編著

2,750円(税込)

杏林書院

本書は人の発育発達と健康との関係に情報理論を位置付け、情報理論に基づく数量化よって導かれた知見から健康科学へアプローチしています。
1章では身体情報の意味について情報理論の背景から述べ、発育発達現象を数量化された身体情報としての科学的道筋を付け、健康との接点に言及し、健康発達について解説しています。2章では、人の発育発達現象について基本的知識を述べ、人の身体的発育発達現象を解析するツールとしての有用性を述べています。3章では人の身体的発育発達の身体的要素である体格、体脂肪率、体表面積、臓器等の発育プロセスを解析し、機能的要素として神経系、呼吸機系、内分泌系機能および筋力の発達、体力・運動能力の発達を解析しました。4章では健康は生涯を終えるまでまで発達するという視点から、身体バランスの重要性を詳述します。5章では、成体を経てやがて死に至る形態と機能の時間的変異として扱われる老化と健康発達について論述しています。