戦争・革命・テロの連鎖

川上 泰徳 著

1,900円(税込)

株式会社彩流社

1994年から2014年まで、中東各地に赴任し、イラク戦争や「アラブの春」、「イスラム国」(IS)出現等の「中東危機」に接してきたジャーナリストが10年ごとに繰り返される矛盾の正体と危機噴出の構図を捉える!

目次
まえがき
第1章  繰り返される中東危機── 1979年から始まった連鎖
第2章  危機の前にパレスチナが動く──「尊厳」の問題
第3章  噴出した若者パワーの行方──「アラブの春」第2弾
第4章  ムスリム同胞団は復活するのか──弾圧の下で
第5章  イラン・イスラエルの〝戦争〟は激化するか
第6章  「イスラム国」の再来の可能性とスンニ派の受難
第7章  イスラエルとアラブ国交正常化──平和か、危機か
第8章  中東分裂の構図──ぶつかる2つの枢軸
第9章  「対テロ戦争」が生む難民危機──空爆の破壊と殺戮
第10章 コロナ禍で増幅する矛盾──感染対策が治安対策へ
中東危機年表
あとがき