早く的確な救援のために:初動体制ガイドラインの提案(早稲田大学ブックレット<「震災後」に考える> 017)

中村 民雄 編著

648円(税込)

早稲田大学出版部

災害からすぐに立ち直る「しぶとい社会」へ―― 
 東日本大震災では,地震と津波による自治体機能の喪失および道路・港湾のインフラ破壊等の事情により,自治体などの公的機関による初動救援は十分に行われなかった。一方,そんな過酷な状況下でも,素早く柔軟な救援活動を行ったのが,個人または団体によるボランティアである。
 このボランティアがもつ迅速性・機動性に着目し,官民連携による効果的な初動救援の具体的モデルを提言する。