片隅の迷路

開高健 著

東京創元社

高く非情な司法の壁に対して、市民になすすべはないのか。実在の冤罪事件「徳島ラジオ商殺人事件」を基に、司法に翻弄されながらも、懸命に抗おうとする人々を描いた傑作。