電子カルテデータ解析 ―医療支援のためのエビデンス・ベースド・アプローチ―

横田 治夫 著

3,520円(税込)

共立出版

本書は、医療情報を系統的に学び、さらに、医療情報の分析からソリューション開発に至るまで、医療データサイエンスで活躍したい方にとって最適な本である。
――荒木賢二 氏(宮崎大学医学部名誉教授)推薦!

本書では、データ工学の立場から、医療分野に適用するための電子カルテの解析手法を解説し、根拠に基づく(エビデンス・ベースドな)医療支援を促進する。

はじめに、医療・健康・介護における電子化の対象と、電子化のメリットを概観し、電子化された医療情報を保存・交換する際に考慮すべき点や、プライバシー、セキュリティ保護のために必要な技術を解説する。つぎに、医療を支援するシステムの導入状況や二次利用に向けた動きなどを含めた、電子カルテをめぐる現状と課題を述べる。さらに、医療・健康・介護情報の解析手法として、テキストマイニング、データマイニング、シーケンシャルパターンマイニング、機械学習、多次元データキューブ等を、医療に関する例を用いてわかりやすく解説。医療データに適用する際に必要となる様々な工夫も取り上げながら、実際の電子カルテデータを用いた実証例も紹介する。