おとなのグリム童話

金成 陽一 著

1,500円(税込)

株式会社彩流社

「現実」が厳しければ厳しいほど、人びとのファンタジーが花開く場所はメルヘンの世界以外にはない。メルヘンは生や死、哲学的命題まで簡単な表現で提示する。「グリム童話」のあまり知られていない話から想像力の意味を探る。

目次
第1章〈しあわせ〉のゆくえ

(1)「しあわせハンス」

(2)「漁師とその妻」

(3)「六人の家来」

第2章 兄と弟のはなし

(1)「命の水」

(2)「唄う骨」

第3章 愛と憎しみのかなた

(1)「お墓へはいったかわいそうなこぞう」

(2)「親不孝なむすこ」

第4章 かぎりないユーモア

(1)「ものぐさ三人兄弟」

(2)「おいしいおかゆ」

(3)「もの知り博士」