汪兆銘と胡耀邦

柴田 哲雄 著

1,900円(税込)

株式会社彩流社

独裁政治に抵抗し日本側に立った汪兆銘。政争失脚により天安門事件を招くこととなってしまった胡耀邦。中国の近現代史で民主化と日本との関わりを考えるうえでもっとも重要な二人の人物評伝。

目次
プロローグ

第1部 汪兆銘の生涯
はじめに
Ⅰ 生誕から辛亥革命前後まで──民主主義への目覚め
Ⅱ アナーキズムの影響
Ⅲ 反共と反蒋介石──訓政時期の民主化論
Ⅳ 救国の信念と民主化論の終焉
Ⅴ 「売国奴」に陥った晩年

第2部 胡耀邦の生涯
はじめに
Ⅰ 少・青年期──革命への参加と試練
Ⅱ 中堅指導者──建国への貢献と失脚
Ⅲ 総書記──政治改革とその挫折

第3部 救国から救「党」へ
はじめに
Ⅰ 救国と民主化
Ⅱ 救「党」と民主化
Ⅲ 江沢民・胡錦涛政権
Ⅳ 習近平政権


引用・参考文献一覧
関連年表
あとがき