ビルマ独立への道

根本 敬 著

1,500円(税込)

株式会社彩流社

アウンサンスーチーを生んだビルマ(ミャンマー)と日本との深い関係を、その父で暗殺された指導者と不遇の知識人・政治家の目線を通して探る。軍政から民政へ変わっても決して楽観視できないビルマの現状、アウンサンスーチーの思想まで。

目次
第一部バモオ博士
最後の「閣議」と日本への亡命/英領ビルマの初代首相となる/「反英の闘士」/日本軍の侵入とバモオの決意/大東亜会議/暗殺未遂/独立後の失意の日々

第二部アウンサン将軍
暗殺の現場―32歳で散った日/反英民族団体タキン党の若き書記長となる/鈴木敬司との出会いと南機関への参加/抗日の決断/英国の復帰と独立交渉の開始/「ビルマ独立の英雄」として

第三部戦後のビルマと日本
賠償交渉と国交樹立/「ビルマ式社会主義」と日本の援助(ODA)/ビルマ軍政と日本の関わり/アウンサンスーチーと日本/最近のビルマ