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本書は有機化学基礎を掲載.全7章構成
第1章では有機化合物の結合を理解するための共有結合と混成軌道について学び,第2章では有機化合物の構造や立体異性体を説明.第3章では結合の分極と,酸と塩基の理論について解説.第4章ではハロゲン化アルキルの求核置換反応と脱離反応,第5章ではアルケンに対する求電子付加反応,第6章では芳香族化合物の求電子置換反応,第7章ではカルボニル化合物のさまざまな反応について説明.これらの反応は有機化学でよく見られ,反応がどのような過程で進行するか,すなわち反応機構の基礎を学ぶために重要である.
毎章,章末問題があり,理解の確認ができる.化学科の教員による執筆で,コンパクトに有機化学の重要事項が記載されている.4学期制に使いやすい.