中等数学科教育法序論

黒田 恭史 編著

2,750円(税込)

共立出版

 かねてより数学教育の現場において、中学・高校での数学(中等数学)と大学での数学との内容の隔たりについて問題視されており、大学で学んだ数学を中学・高校の数学指導へ如何に活かしていくかが課題であった。本書は、中学・高校と大学の橋渡しを意図して、大学数学に触れながら中等数学を捉え直し、その教育的意義を解説したテキストである。
 本書を構成する全10章のうち、前半5章では、数学教育の目標・歴史・評価・ICT・STEAM教育などの数学教育全体について最新の研究成果も交えて概観している。後半5章では、数学各分野の教育内容と指導法について解説する。
数学教員を目指す学生はもとより、現職の数学教員の授業内容に新たな創意をもたらす書籍となるように工夫を凝らしている。