野球独立リーグの教科書

広尾晃 著

2,200円(税込)

株式会社彩流社

見えてきた独自のビジネスモデル!
2005年、球界再編と共に四国アイランドリーグがスタートして17 年。「すぐに消えてなくなる」という世評を裏切るかたちで独立リーグは存続してきた。当初は四国4球団でスタートしたが離合集散はあったものの今は7リーグ30球団になっている。これらの球団は紆余曲折を経て「適者生存」に成功。ビジネスモデルは多様で、日本におけるスポーツビジネスや地域振興について多くの示唆を与えている。本書では、創設以来のリーグ運営者、球団経営者、関係者への取材をもとに、独立リーグが成功するために必要な経営資源は何か、どのようなビジネスモデルがあるかを提示する。

目次
(第1章)日本の独立リーグの歩み(1)四国アイランドリーグ(2)BCリーグ(3)関西独立リーグ(4)IPBL(日本独立リーグ野球機構)の設立(5)新しい時代へ〔やまえ久野九州アジア野球リーグ、日本海オセアンリーグ、北海道フロンティアリーグ、北海道ベースボールリーグと次々に誕生する新たなリーグの特色〕
(第2章)独立リーグとは何なのか/識者の声(馬郡健・IPBL 会長、鍵山誠・四国アイランドリーグ創設者、村山哲二・ルートインBCリーグ代表、久保博・前読売ジャイアンツ取締役会長、小林至・桜美林大学教授、[元プロ野球選手]岩村明憲、弓岡敬二郎、西田真二、河原純一)
(第3章)独立リーグに必要な経営資源とノウハウ(1)経営の5本柱(観客動員、球場内物販・飲食、スポンサー、ライセンス、放映権料)(2)独立リーグ経営者が語る実態(新潟アルビレックス、栃木ゴールデンブレーブス、火の国サラマンダーズ、福岡北九州フェニックス、愛媛マンダリンパイレーツ、徳島インディゴソックス、堺シュライクス)