〝二人のプリンス〟と中国共産党

河信基 著

2,200円(税込)

株式会社彩流社

張作霖・張学良の直系孫(若飛)が語る
日中の相克と和解の物語!

歴史から 消された〟かに見えた張一族の末裔として、
祖父・学良の足跡を甦らせ、日中関係の底流にある
複雑な友好と憎悪の錯綜する歴史の深層を描く。

二人のプリンス〟裕仁と張学良の交誼は、
「人を助ける医師を志しながら、人を殺す軍人となってしまった」
と学良が悔やんだ言葉そのままに、国共合作の立役者として
「抗日」の英雄となって断絶する。
中国共産党による建国以来、学良は台湾で幽閉され、
天皇裕仁は平和憲法の下で象徴として平和を求めた。
そして二人は、ともに戦犯の靖国合祀を拒絶した。
大国を目指す習近平の中国は,日本との和解に何を求めているのか。