力学(物理の第一歩―自然のしくみを楽しむために―)

下村 裕 著, 兵頭 俊夫 監修

2,200円(税込)

共立出版

基本法則の理解から自然のしくみが見えてくる!

自然科学の中で物理学がもっている使命は、すべての自然現象に通じる基本的な法則を求めることである。そのため、物理学はすべての科学や技術を理解する基礎となっており、他の科学や工学の応用においてそれを無視すると、手痛い失敗に陥ることになりかねない。本シリーズの各巻は、物理の各分野について、基礎を十分カバーしたテキストである。書き出しの敷居を低くし、体系的で丁寧な記述によって、きちんとした積み上げで物理を理解できるよう努めている。

シリーズ第1巻目は「力学」の入門書である。力学は、古典物理学に分類される、物体の運動を明らかにする物理学である。科学の典型的な体系であり、難解な数学は不要なので、科学の方法論を学ぶためにも最初に学ぶべき物理学と言える。身近な物体の力学を理解できるように、また力学を楽しめるように、わかりやすく解説していく。各章末には関連するコラムを用意し、またその章の内容に関する問題を厳選して3題掲載した。