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ビウエラが隆盛を極めていた16世紀スペイン。40年間に7人のビウエリスタが7冊の譜本を出版し、楽曲は690曲を超えていた。しかし、ビウエラは400年間忘れ去られた。華やかなりし宮廷楽士ビウエリスタの姿と突如消えたビウエラの謎を追う。
目次
はじめに
第1章 カール五世の話
〈カフェタイム1〉 ジェルメーヌ・ド・フワ
第2章 バレンシア宮廷には、優雅で気品あふれるミラン
〈カフェタイム2〉 ビウエラという楽器
第3章 カール五世の側近コボスの館には、自信家ナルバエス
〈カフェタイム3〉 フェリペ王子の結婚── 1543 年
第4章 大公貴族のもとから聖職者へ、宿命だったムダーラ
〈カフェタイム4〉 カール五世の敵と健康問題
第5章 謎のビウエリスタ、繊細で優しいバルデラーバノ
〈カフェタイム5〉 フェリペ大旅行── 1548 年
第6章 宗教界大物の孫、一途で甘美なピサドール
〈カフェタイム6〉 ビウエラ曲のこと
第7章 美しい音の流れを求めた、フエンリャーナ─
〈カフェタイム7〉 カール五世の退位と隠遁── 1556 年
第8章 時に遅れて生まれた、ダサ
〈カフェタイム8〉 当世印刷出版事情
第9章 ビウエラの終焉と復活
執筆を終えて
[系図1〜10]