定本 レッド 1969-1972 3

山本直樹 著

太田出版

「こんなのが総括なのか?」
最後の冬が、修羅と化す。
同志的援助、総括、自己批判、敗北死…極限の第3巻

1971年12月、真冬を迎えた榛名ベース。日中は薪拾い・水汲み・洗濯。夜は全体会議という毎日。一日はあっという間に過ぎていった。赤色連盟内では薬師と黒部一郎の問題が議論の的となり、これまでの総括要求の限界を乗り越えるため、ついに暴力による「援助」が実行され、連鎖しはじめる──

※本作『定本 レッド 1969-1972』は、講談社コミックス版『レッド』(全8巻)、『レッド 最後の60日 そしてあさま山荘へ』(全4巻)、『レッド 最終章 あさま山荘の10日間』(全1巻)、以上計13巻の物語全編を収録のうえ、新装版として全4巻にて刊行するものです。