食による地域経済の活性化

上村博昭 著

4,840円(税込)

古今書院

★3つの主体=自治体・事業者・顧客のネットワークを構築する
大都市から離れた場所にあり、人口の過疎化・高齢化が進み、経済活動が低水準にとどまっている……こうした厳しい環境にある「縁辺地域」の経済を《食》によって活性化させる取り組みが日本各地で進められている。本書では縁辺地域における食品加工事業の位置づけを整理するとともに、人材育成方式による事業者の育成・支援(大分県竹田市)、第三セクター方式による事業展開(島根県海士町)、自治体アンテナショップ事業による流通チャネル構築等について分析し、産業振興としての食品加工事業の課題と内発型の産業振興の意義を考察する。