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「あの複雑怪奇な原発の構造を理解しているエンジニアは世界に一人もいない……」福島第一原発の四号機を除く全号機の安全系ポンプ技術管理を担当した技術者が「遺言」のつもりで原発のありのままの実情を綴った一冊。
目次
まえがき
1.3・11事故発生時のショック
2.自分の過去の仕事
3.事故被害の甚大さ・深刻さ
4.原発の危険性の核心
4-1)私の認識の変化
4-2)原発の複雑さ
4-3)放射能と放射線の命への影響
4-4)事故を起さなくても危険極まりない
5.原発の安全とは
6.国の滅亡の可能性
7.事故が起きた原因~天災か人災か~
8.科学・技術を超えた問題
9.周知を集められない社会~自由な議論ができない文化と歴史~
10.マスメディアの政府・財界の広報機関化
11.理想をめざす人々の落し穴=反省点=
12.われわれはどんな国をめざすのか~一次元的価値社会から多次元的価値社会へ~
13.「人間は万物の霊長」主義からの卒業
あとがき