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文学理論の実践的ガイドブック!なぜ私たちは文学を必要としているのか、なぜ文学は衰退した、と言われるのか─テクスト理論から精神分析まで、文学理論の定番をわかりやすく解説、今の私たちに意味のある形で実践する入門書!
目次
序章 文学の多様性
文学理論は「文学」だけの理論ではない/「文学」は衰退したか?
文学に理論はいらない?/漱石の『文学論』、ほか
第1章 文学の言語
言語分析としての文学理論/多様な「文」を書いた漱石
ロシア・フォルマリズムの「異化」概念、ほか
第2章 テクスト理論
〈テクスト〉とは何か?/作者の死
間テクスト性/「赤ずきん」の〈間テクスト性〉を読む
物語のイデオロギー、ほか
第3章 受容理論
ニュー・クリティシズム以後/受容美学
「内包された読者」/『羊たちの沈黙』の受容、ほか
第4章 構造主義
物語の構造分析/英雄物語の基本構造
『もののけ姫』/「行きて帰りし物語」
物語の精神分析、ほか
第5章 脱構築
構造主義からポスト構造主義へ/ジャック・デリダの脱構築
アメリカの脱構築批評、ほか
第6章 精神分析
反復強迫/トラウマを超える試み
アメリカン・ゴシック/精神分析の脱構築
フェミニズム精神分析、ほか