三島由紀夫外伝

岡山 典弘 著

1,500円(税込)

株式会社彩流社

《瑤子夫人とUFOを目撃》
《三億円事件の犯人は三島由紀夫だ!》……。
没後四十余年、にわかには信じられないような逸話を残した三島――。
その半生を、あらゆる角度から拾い集め、その裏に見え隠れする三島像を概観する!

目次
プロローグ 「サロメ」と「聖セバスチャン」
一   日本の三島から世界のMISHIMAへ
二   女子大生・杉山瑤子との結婚
三   剣道五段の実力
四   美智子様の御成婚を祝するカンタータ
五    ビクトリア朝コロニアル様式の家
六   越路吹雪とのロマンスの行方
七   西にコクトー、東に三島『からっ風野郎』
八   岸田今日子の半裸の『サロメ』
九   「風流夢譚」事件の余波
十   わが国初のプライバシー裁判『宴のあと』
十一  瑤子夫人とUFOを目撃
十二  男性ヌードへの挑戦『薔薇刑』
十三  団鬼六の『花と蛇』を新人賞に推薦
十四  ノーベル文学賞の有力候補
十五  『喜びの琴』上演中止で文学座を脱退
十六  東京オリンピックの取材記者
十七  『憂国』の妻・鶴岡淑子のその後     
一八  『聖セバスチャンの殉教』を翻訳
十九  佩刀「関ノ孫六」の由来
二十  『黒い雪』裁判の被告側証人
二十一 陸上自衛隊に体験入隊
二十二 『楯の会』のクーデター計画
二十三 三億円事件の犯人は三島由紀夫だ!
二十四 『人斬り』で三大スタアと共演
二十五 元憲兵・宮崎清隆が三島の自決を阻止
二十六 玉三郎を大抜擢『椿説弓張月』
二十七 騒動の火付け役『家畜人ヤプー』
二十八 生涯を四つの河にたとえた「三島由紀夫展」
二十九 森秋子の全裸の『サロメ』
三十  幻の都知事選候補・三島由紀夫
三十一 多摩霊園の遺骨盗難事件
三十二 三島の霊と話をしていた川端康成
三十三 「楯の会」の元会員らによる経団連襲撃事件
エピローグ 〝増殖〟する三島由紀夫

巻末の詳細な【参考文献】は非常に価値のあるもの!