地域で社会のつながりをつくり直す 社会的連帯経済

藤井 敦史 編著

2,200円(税込)

株式会社彩流社

新自由主義による格差拡大が更に加速し、貧困問題が深刻化するコロナ禍の現在。その中で、共的な空間を築きあげ、新しい繋がりとなる経済活動も生み出されている。分断を乗り越えるための世界と日本の具体的取組みを論じる。

目次
序章  なぜ社会的連帯経済なのか
(藤井敦史・立教大学コミュニティ福祉学部教授)

第1章 社会的連帯経済とは何か(藤井敦史)

第2章 イタリアにおける社会的企業の展開過程
――その課題と示唆
(田中夏子・都留文科大学教養学部教員)

第3章 社会的連帯経済を推進する世界の運動
(田中滋・アジア太平洋資料センター事務局長・理事)

第4章 不安定社会の編み直しを求めて
――社会的企業研究会の展開から浮かびあがるサード・セクターの新しい実践潮流
(菰田レエ也・鳥取大学地域学部教員)

第5章 労働者協同組合の社会化戦略
――協同労働を軸に明日が希望と思える社会変革へ
(相良孝雄・協同総合研究所事務局長(理事))

第6章 地域再生政策における連帯的な経済の可能性と課題
(原田晃樹・立教大学コミュニティ福祉学部教授)

第7章 公的サービスの外部化と非営利組織の評価(原田晃樹)

第8章 私たちが韓国社会的経済から学んできたことは何か(藤井敦史)

座談会 社会的企業研究会のこれまでとこれから