腐男子精神科医の人生ウラ道ガイド

日原 雄一 著

1,300円(税込)

株式会社彩流社

新型コロナウイルス禍の死にたいだけの鬱的日々の中、二、三割でも大事にしてたいと思っても、コロナ陽性となれば遺稿が残りと……一寸先は闇なのです。若き精神科医による変化球的エセー且カルチュア及びブック・レビュー。

目次
第1章 人生ウラ道ガイド、望郷編・社会のウラ道を生きる
    闇の知恵者から、人生の教えを受けて・日本ぼっち党宣言
    〜やはり俺の国粋主義はまちがっている・サアカスの闇に
    呑まれし者ども・奇人たちの神保町~古書と寄席場と男と女

第2章 ココロとカラダは連関してるからしょうがない。・地には
    目玉を~上に飛び出す眼球と下におさまる睾丸のはなし・
    温泉主義者たちのはだかのユートピア~浴場は欲情に
    通ずるのか。・心靈のエロティシズム ~あるいは黄泉の国
    に滞在する方法。・ファルスのはなし~屹立せる男根について
    の小論

第3章 天使とタヌキと美少年可愛いものたちの異郷・欲にまみれた
    天使たち〜酒乱で淫乱でものぐさな、天からの使い・八化け
    タヌキの百面相~やがて来るべき『日本狸文学志』のために・
    美少年たちのなかで滅びたい~「わかってる」美少年最強説

第4章 きみのメンタルを癒すブック・ガイド・『小沢信男さん、
    あなたはどうやって食ってきましたか』・中島らも『DECO-CHIN』
    (『君はフィクション』所収)・倉阪鬼一郎『アンドロイド情歌』
    ・荻原魚雷『書生の処世』・矢野寛治『団塊ボーイの東京』・
    『村崎百郎の本』・みこいす『みんなの愚痴、聞かせて!!!!!』
    ・永田カビ『一人交換日記』・阿部共実『空が灰色だから』・
    ヒロユキ『アホガール』・谷岡ヤスジ『のんびり物語』・山本文緒
    『再婚生活私のうつ闘病日記』・ぴい『過剰妄想少年』・神木隆之介
    『Sincérité』・北杜夫『巴里茫々』・大橋良枝『愛着障害児との
     つきあい方―特別支援学校教員チームとの実践―』

エピローグ 私はどこでも「B面」だった