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日独各々が、短絡的な都合の下に勝手な解釈を繰り出し実質を伴わずに成立した日独伊三国同盟を、独の最新資料から再検証し、この同盟の根本的無意味さを暴き、現代の情報化された外交問題にも示唆を与えようと試みる。
目次
プロローグ
第一章 ナチスドイツの登場
第二章 日独の接近と日独防共協定
第三章 親英米派と親独派
第四章 ナチスドイツの対日工作
第五章 防共協定の強化
第六章 日独関係の背景──日本側の事情
第七章 反ソから軍事・経済同盟へ
第八章 独ソ関係の実像と日本の対応
第九章 太平洋戦争への道
第十章 日独連携の真実(幻の軍事・経済同盟)
補論1 信州人の満州植民問題
補論2 トラウトマン工作:歴史は繰り返すのか──ロシアのウクライナ侵攻(2022)と重ねて考える
■参考資料
日独伊三国同盟御前会議と三国同盟条約(昭和十五年九月一九日)