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人びとに備わる自然権(生存権)の危機を問う
人間が人間らしく生きる権利として形成された近代国家を支えた「自然権」を脅かすものは、独裁政治であり、戦争であり、今、地球規模で人類に迫る危機は環境汚染と破壊だ。
その危機や問題の解決に期待をよせる教育について考察する。
目次
序
第一章 近代国家と「自然権」――その暗雲
第一節 近代国家――「自然権」の登場
第二節 近代国家――その後の展開
第二章 「自然権」の全面否定――戦争と平和
第一節 20世紀の殺戮・その要因
第二節 平和への道程――欲望の制御・永世中立・軍隊をもたない国々
第三章 「自然権」――地球環境破壊
第一節 いま地球では何が起きているか
第二節 それは制御可能か
終章 見えない解決への道程――教育への期待、その現実
あとがき