マカオ黒帯団

野上 勝彦 著

3,500円(税込)

株式会社彩流社

アヘン禍が深刻化する1830年代のマカオ。 自由港のマカオでは清国人、白人、奴隷、避難民、海難漂流者も居住が許された。

そのなかで薩摩からの漂流民・謝五郎は空腹に苛まれながらも日系有力者の援助で孤児院を設立。数々の困難に遭いながら謝五郎はどう進むのか…

支配する者とされる者、欲望渦巻く都市における波乱の人間模様を描いた歴史小説。