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1937年治安維持法下の検閲をくぐり抜け公刊された児童向け作品で、
吉野源三郎さんは何を伝えたかったのか。
出版ジャーナリストとして活躍した著者が名著を駆使して読み解いた遺著。
先輩編集者への敬慕の念をこめて――。
【目次】
第1章 コペル君と視座の転換
第2章 人間の「立派さ」と「真実の体験」
第3章 「網目の法則」とマルクス、エンゲルス
第4章 貧困と社会の発展
第5章 挫折と自由への決意
第6章 理性への信頼と期待、そして教育
終章 コペル君の凱旋と吉野さんの視座
吉野源三郎と橋本進 熊谷伸一郎(岩波書店『世界』編集長)
橋本進と六三年 橋本宏子