FRAGRANCE JOURNAL 2022年9月号 No.507(Vol.50/No.9)

フレグランスジャーナル 編

2,970円(税込)

フレグランスジャーナル社

特集/微細藻類研究とその応用

微細藻類は多種多様であり、化粧品や食品の原料としてその抽出物や破砕物が様々な目的で利用されてきている。そして、今後さらなる利用の可能性が秘められている。培養する環境を管理して製造することで効率的で安定な供給、環境への負荷の低減などメリットも多い。今回はこの微細藻類の原料としての応用の現状と今後の可能性について紹介している。

●微細藻類の生理活性作用
 …筑波大学 テーラーメイドQOLプログラム開発研究センター 礒田博子・佐々木一憲 産業技術総合研究所・筑波大学 食薬資源工学オープンイノベーションラボラトリー 高橋真哉
●微細藻類の最新研究と化粧品への応用
 …アルガルバイオ 吉田昌樹・竹下 毅
●微細藻類の化粧品原料としてのポテンシャル-SDGsの開発目標への寄与を中心に
 …パナック 先端材料推進本部バイオサイエンス事業推進グループ 佐藤剛毅
●微細藻類Pleurochrysis carterae 抽出物のメラニン生成抑制作用と抗糖化作用,コラゲナーゼ活性阻害作用
 …マイクロアルジェコーポレーション MAC総合研究所 竹中裕行・山口裕司・榊 節子・堀 敬子
●微細藻類Aurantiochytrium limacinumがつくり出す,小胞体ストレス緩和新成分
 …シー・アクト 本社 坪井 誠
●エクスポソームで誘導されるタンパク質毒性から皮膚を防御する強力な微細藻類由来抽出物
 …Codif International Gabrielle Moro,イクノス 野田明江(翻訳)

〔最新研究〕
〇赤ショウガ抽出液の育毛・美容に対する機能の探索
 …天真堂 OEM事業部研究開発部 久保田 拓海

〔日々粧進〕
〇ものづくりと幸福論
 …熊坂技術士事務所 代表 熊坂 治

〔翻訳〕
〇フケのジレンマを一括、天然素材で解決
 …Rahn AG Loya Schoeffel and Emina Besic Gyenge, Ph.D., Stefan Hettwer, Ph.D.,Brigit Suter and Barbara Obermayer

〔Topics〕
〇第1回 METAVERSE EXPO JAPAN 2022 開催(Meta)
〇“GATTEFOSSE 社製品セミナー(2022・夏)”オンラインで開催(池田物産)
〇第3回 化粧品開発展[大阪]が9月28日(水)からインテックス大阪で3日間開催(RX Japan)

〔新原料〕
〇老化と戦う,攻めのセラミド「SPHINOX Lift」(エボニック ジャパン)
〇酵素抽出技術から得られた美しさと時間を凍結するヨーロッパモミ抽出物「FIREVER」(製造元:BIOLIE SAS,輸入元:東興化学)

〔学会報告〕
〇第47回 日本香粧品学会