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本書では自然言語処理技術についての基礎を述べている。自然言語処理技術は大きく変化している現在、基礎から始めてできるだけ技術の今に近づけるような内容を目指している。あわせて、処理の対象である言語そのものについても一定の理解が得られるように試みている。
第1章では自然言語処理の概要を述べ、その役割と基本技術を明らかにする。第2章以降では基本技術について順次説明した後、応用技術として機械翻訳について説明する。
情報抽出やテキスト要約等はコラムとして取り上げ、合わせて言語資源やツールについての情報をさらに学ぶための参考文献の提示と合わせて巻末にまとめている。また、各章末には演習問題を設けており、それらの解説解答も巻末に掲載している。
教科書として利用する場合、全体は11章であるが、第2、6、11章は分量があるので、そこに各2回を与え、必要に応じてコラムの内容を追加することで1セメスタの講義としていただくことを意図している。