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岩国市立ミクロ生物館 監修, 末友 靖隆 編著, 松山 幸彦 著, 上田 拓史 著, 上野 俊士郎 著, 久保田 信 著, 鈴木 紀毅 著, 木元 克典 著, 佐野 明子 著, 副島 美和 著, 濱岡 秀樹 著, 中島 篤巳 著
2,750円(税込)
プランクトン、つまり"浮遊生物"は、1mmの100分の1を下回るような小さなものからエチゼンクラゲに代表される大型クラゲまで、その大きさはさまざまですが、そのほとんどが食物ピラミッドの下位に位置し、われわれ人類を含む、地球上の多くの生物の命を支えています。一方、一部のプランクトンは"赤潮"や"貝毒"など、魚介類や人類に大きな被害を及ぼす原因となり、漁業者をはじめ、魚介類と古来より深く関わり合ってきた日本人にとっては、良くも悪くも決して無視することのできない、重要な隣人でもあります。
本書は、日本全国の沿岸域に生息する代表的なプランクトン170種について、その姿・形から環境とのかかわりについて、子どもから大人まで楽しく学べる、日本初の一般向け総合学習・検索図鑑です。
普段、あまり生物と接する機会の無い一般の方や小・中学生でも楽しめるよう、
1.掲載種全てを"和名"にて紹介
2.難解な専門用語を避け、かつ詳しく解説
3.形態的特徴や大きさ、名前など、さまざまな観点から目的の生物を素早く検索可能
4.全種に"フルカラーの写真"と"イラスト"を併記
5.プランクトンへの理解が深まる"35点のコラム"
など、既存の図鑑には無いさまざまな工夫を採り入れました。また、静止画だけでは伝え切れないプランクトンたちの動き回る姿を楽しく学習できるよう、"ナレーション付DVD"も付属しています。
各章の執筆は、それぞれの分野の最前線で活躍する現役の研究者が担当しており、正確で詳細な解説はもちろんのこと、各生物の出現時期、有害性や被害報告など、"生きた"情報が多数盛り込まれていることも特筆すべき点です。
ハード面でも実用性を重視し、現場に持ち出して活用できるよう、携帯しやすく、水に濡れにくく、破れにくい紙を使用。日常における現場での調査や自由研究のお供にも最適です。
小・中学校の自由研究から、赤潮や貝毒を専門に調査する技術者、研究者の方まで、幅広くご活用いただける一冊です。
(初版案内文より引用)
第2版では植物性の小さなプランクトンから動物性の大きなプランクトンまで、ターゲットごとに効率良く採集できる方法や、顕微鏡の選び方や観察におけるワンポイント、さらには本格的で安価なプランクトンネットの自作法まで、詳しく丁寧な解説を盛り込んだ。
オールカラーでイラストと顕微鏡写真を掲載、見つけやすい生物一覧や種類を特定するための生物検索表もついており、付録のDVDを見ながら実際に観察する際の使いやすさを考慮している。本書を通じて、多くの読者がプランクトンの魅力について実感できる書籍。