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人類文明のエッセンスであり、最古の学問である数学の歴史を、人類文明史の流れの中で通観する。
最近大きく変わってきている数学史を、可能な限り最新の情報によってまとめ、高校や大学の教室でも使えるように、学校数学に現れる分野についての歴史を「ルーツをたどる」というコラムにまとめ、また最新の数学史の情報を「コラム」にまとめる。
最後のコラムでは、古典的な定理の見事な新証明をいくつかまとめて紹介する。
オリエント数学からギリシア数学への移行の部分(本書第2章)は古代バビロニア数学史の専門家 室井和男によるものである。
この中で、室井による粘土板「プリンプトン322」の完全解読の結果が、初めて本人の筆によって日本語で公刊される。
最後に、数学5000年の歩みを通観する年表を載せる。