理工系のための化学実験 ―基礎化学からバイオ・機能材料まで―

岩村 秀 監修, 角五 正弘 監修, 大月 穣 編, 青山 忠 編, 浮谷 基彦 編, 遠山 岳史 編, 松田 弘幸 編

4,180円(税込)

共立出版

 これまでの化学実験のテキストでは、定性分析、定量分析、物質の合成、反応速度、スペクトルという伝統的な化学実験に限られているものが多いが、現在の化学系学科では、高分子、化学工学、生物化学といったより幅広い内容を取り扱うところも多く、機能材料や生命科学に関する実験も学生実験として取り扱うことが望ましい状況になっている。
 本書ではこれらの状況を鑑み、従来の化学実験に加えて、燃料電池や太陽電池などの応用デバイスやタンパク質や遺伝子等に関する実験も含めた実験テキストとした。
 また本書は、正しい結果を出すためのマニュアルとしてではなく、原理を考え、議論するための構成にしており、研究室に入ってからや卒業してからも使える実験テキストとすることをコンセプトとした。