インタフェースデバイスのつくりかた ―その仕組みと勘どころ―(共立スマートセレクション 11)

福本 雅朗 著, 土井 美和子 コーディネーター

1,760円(税込)

共立出版

 「コンピュータ」の姿としてよく描かれるキーボードやマウス、ディスプレイ等は、正確にはコンピュータ(電子計算機)ではなく、「インタフェース(デバイス)」と呼ばれる部分にあたる。我々人間とコンピュータの仲立ちをするインタフェースデバイスは、コンピュータの「顔」であるだけでなく、使い勝手を大きく左右する部分でもある。ところが、インタフェースデバイスの製作には、ハードウェア・ソフトウェア・メカ等、多種の技術が必要であり、さらには「使い勝手」を適切に評価する必要もあるなど、障壁となる点が多い。
 本書では、読者の方々が「インタフェースデバイス」を作ろうとした際に、どんな手順で、何に注意しながら作っていけば良いかを、実際の製作例を示しながら、順を追って紹介していく。また、現在使われている(あるいは研究されている)代表的なインタフェースデバイスの構造も併せて紹介している。トリビア的な注釈やコラムも多数掲載されているので、肩肘張らずに楽しく読み進めていただけるだろう。