講義と演習 理工系基礎力学

高橋 正雄 著

2,200円(税込)

共立出版

 理工系大学で、はじめて「力学」を学ぼうとする学生を対象とした教科書である。
 高校物理や数学の履修状況に配慮しながら、4分野「力と運動」「エネルギーと運動量」「振動と円運動」「剛体の力学」を、年間30回の講義で学ぶことを意識した。第1の分野は「力と運動の表し方」と「運動の法則」に分けて、「三角比」「ベクトル」「微分・積分」等の数学的事項を随所に入れた。その一方で、変数分離形の微分方程式や減衰運動、ベクトル積と角運動量など、高校物理では扱ってこなかった事項も充実させた。本書は良質の演習問題を多数取り入れ、わかりやすい解答も付けた。問題を解くなかで、しぜんと自信と実力が身につくことを期待している。