流体力学 ―「流れ」を方程式で表すとは―(フロー式 物理演習シリーズ 15)

須藤 彰三 監修, 岡 真 監修, 境田 太樹 著

2,200円(税込)

共立出版

 流体力学は流体の運動についての学問であり、私達の日常にある身近なものから、地球規模、あるいは宇宙規模のものまで、様々なスケールの流れ、波、渦の研究に用いられている。流体力学はまた、流体そのものの運動のほかにも、流体中の物体に作用する力や挙動についての研究にも用いられる。
 そのような理由で、流体力学に興味を持ち、勉強したいと考える方は多いであろう。しかし、流体力学が関連する分野は多岐にわたるため、どこから勉強したらよいのか惑う方もいるのではないだろうか。
 本書では、厳選された重要例題を1題ずつ解いていくことで、どのような分野に進むにせよ必要となる基礎的な事柄を身に付けられるよう構成されている。
 また、「流体の運動方程式がなぜそのように記述できるのか」を掴めるように解説されている。ニュートンの運動の法則を出発点として流体の運動方程式を導出しているため、「力学」との接続もよい。
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