【電子版】住宅建築 No.493(2022年06月号) 余白を纏う

建築思潮研究所 編

2,000円(税込)

建築資料研究社

杉下均建築工房の杉下均、出口佳子、お二人が手掛ける建築には「余白」のような空間があり、光を柔らかく取り入れ、人の暮らしを包みこんでくれます。「間(ま)」や「土間」「広間」などの名をもつ余白の空間は、修道院の回廊や中庭、寺院の境内のような凛とした気配も感じさせます。この空間は住まいのなかで大きな面積を占めていますが、収納スペースをしっかり設け、開口部、家具、造作などの細やかな設計によって、快適に過ごせる住まいがつくられています。お二人がさまざまな場所で出会った風景や建築の記憶から、どのような建築をつくり出してゆくのかをひも解いていきます。