月刊福祉(2021年12月号)

全国社会福祉協議会 編

全国社会福祉協議会 出版部

変化し続ける社会保障・社会福祉制度の動向や課題を整理するとともに、多様な福祉課題への対応を、実践事例を交えながら多角的に紹介します。福祉関係者はもちろん、福祉の今を知りたい方々にお読みいただきたい1冊。

▼特集▼コロナ禍で見えた困窮課題と支援の方向性

 コロナ禍で既存の制度や支援では支え切れないさまざまな課題が顕在化した。コロナ禍で苦しむ人々の実態を、それを支える側の取り組みを通して浮き彫りにし、そこにどのような課題があるのかを明らかにする。あわせて、十分対応できていない課題に今後どう対応していくか、これからの方向性を探る。

【レポートⅠ】コロナ禍における生活困窮者支援
  ―特例貸付事業を実施する社協から見える現状と課題
  與儀 あき(沖縄県社会福祉協議会 民生部 副部長)
  
【レポートⅡ】コロナ禍の住まいの喪失
  瀧脇 憲(特定非営利活動法人自立支援センター ふるさとの会 代表理事)

【レポートⅢ】今起きている暴力を止める
  遠藤 智子(一般社団法人社会的包摂サポートセンター 事務局長)

【レポートⅣ】コロナ禍は生きづらさを抱えた人の暮らしに何をもたらしたか
 ―支援現場からの考察
  金子 秀明(社会福祉法人さわらび福祉会 理事長)

【レポートⅤ】コロナ禍の外国にルーツのある親子を地域で支える
  ―Minamiこども教室の取り組みから見えてくるもの
  原 めぐみ・甲田 菜津美・瀬戸 麗(Minamiこども教室実行委員会)

【てい談】コロナ禍で見えた課題とこれから
  岩田 正美(日本女子大学 名誉教授)
  朝比奈 ミカ(市川市生活サポートセンターそら 主任相談支援員)
  宮本 太郎(中央大学法学部 教授、本誌編集委員長)

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